坊主先生は嘘つかない

子どもも教師も夢中になる学級経営や、校内研修の解説書です。僕の全てを伝えます。誰でもできます。

朝の会は輪になろう

教室が居心地のいい家族のようなってほしい

 

本気で僕が願っていることです。でも、祈るだけではそうはならないことは分かっている。

そういえば、昔、受験前に絵馬を12個も書いたけど、志望校に落ちたことがある。それと同じだ。ドラゴンボールは願いを叶えるけど、見つけるの大変そうなので、やめとこうと思う。

 

願っても叶わないから、なんかしよかなぁって思いたった日は7年前。学校で毎日あること・・・そう、それは朝の会です。

 

朝ってなかなか大人も子どもも辛いもの。朝、家で叱られてきた子はちょっとブルーだし、寝坊して朝ごはん食べない子だっているし、朝からスーパーハッピーな子だっている。

 

僕だって、毎朝のホットドッグにカラシをつけすぎて悶絶する日があるんだ。カラシはいつになったら優しくなるのかなぁ

 

だから、教室に入ったらなんかほっこりしてスタートしたいと思う。それがうちの朝の会の時間。やっていることは・・・

 

輪になって座る。 それが全て

 

「やらなきゃいけないことをやるだけさ、だからうまくいくんだよ。」by ボブ ディラン

 

輪になって座って朝の会をする。岩瀬直樹さんのサークルタイムっていう実践も参考にしてきた

iwasen.hatenablog.com

岩瀬さんはやっぱりアイデアマンだなぁ。

うちの朝の会はこんな感じです。

1 おはようございます

2 隣のひとは元気?

3 お知らせある人いる?

4 クラス会議

5 朝遊び

 6     読み聞かせ

 7.    今日の予定

 

ふしぎなもので、輪になって座るだけで、なんか雰囲気が温かくなる。

輪になるとみんなの顔が見える。僕らはきちんと顔を合わせたいんだ。

 

朝の会は、それぞれの朝の感情を持ちよる場。今風にいうとチェっクインの時間だ。どんな感情をもってきても、それを受け取りたいと思う。

 

輪になることは他者をケアすること。僕はそれぐらい輪になることにこだわっている。

 

もちろん輪になり始めた当初は、肩が当たった云々で喧嘩にもなるけど、そのうち収まる。気長にまとう。気にしなくて大丈夫!

そういう喧嘩はクラスがつながり始めるとなくなっていく。

 

輪になってあささつをしたら健康観察。僕が好きなのは隣の人は元気?って聴き合う時間。

 

こんなおっさん髭教師にも、「先生、元気?」って聞いてくれる。

「朝から、妻に叱られてさ・・・」って愚痴を言うこともできる。ありがとう、みんな!だから、一日頑張れるのだ。

 

こうやってちょっとずつ心を整えていく。

 

そんな朝の時間

クラス会議で僕らは育った 〜お悩み相談〜

一人一人が誰かを支えたり、支えられたりして生きていることを実感してほしい。

僕が本気で子ども達、いや社会に対して思っていること。

 

クラス会議の後半部分。「お悩み相談」の時間について今日は書いてみようと思う。

 

「お悩み相談」とは、例えば、「朝起きられないんだけど、どうしたらいいですか?」と一人の子が相談すると、みんなが順番に、解決策を出してくれるというもの。もちろん、パスOK

「お母さんに水をかけてもらったら」というおふざけから、「携帯のアラームをめっちゃ遠くに置く」という建設的な意見とかいろいろでる。

 

大事なのはおふざけOK!!おふざけから生まれるものもあるはず。いや、単純に面白い。

 

このおふざけすごーーーく大事です。ここで、「ふざけちゃだめだー!真面目に考えなさい!」なんて毎朝言っちゃうと、リラックスできなくなる。毎朝、真面目を求められても・・・ちょっと苦しい。

やっているうちに、だんだん真剣になってくるはず・・・

 

そして、最後に提案者が、解決策を選んで終了。

これ、解決するのが目標ではない。みんなで、一緒に人のことに思いを馳せること。そんなことが大事なんやと僕は思う。これって生き方に繋ると感じている。


「パスできるからほっとする。」
「仲良くなっていく感じがするよ。」
「みんなが自分のことを考えてくれてうれしい。」
「大切な時間かなぁ。仲良くなるから」

 

クラス会議は僕たちにとって大切な時間だ。やる時間が無いときに、「えーーー」っていう嬉しい悲鳴も上がったりもする。

 

今年はこんな感じでやっているけど、ただ輪になって毎朝ゲームだけしていた一年間もあるし、順番にテーマを決めてお喋りしていた一年間もある。いろいろ、クラスに合わせてカスタムしていくといい。

 

こうじゃなきゃいけないってことは、ない。

まずは、輪になって座るところからでいいかもしれない。

それぐらい、柔軟に考えて初めてみるのがオススメだ。

 

クラス会議についてはこの本を一番大切にしてきた。今も売ってるのかなぁ・・・

 

クラス会議で子どもが変わる―アドラー心理学でポジティブ学級づくり

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 クラス会議後に、簡単なゲームをしてから一日をスタート。この簡単なゲーム(アイスブレイク)も僕たちにとって、すごい楽しみな時間。


アイスブレイクについてはまた今度。

クラス会議で僕らは育った 〜ありがとうみつけ編〜

一人一人が誰かを支えたり、支えられたりして生きていることを実感してほしい。

 

僕が子ども達に本気で思っていることです。格好よく言ったけど、中年真っ最中の僕も、いっぱい失敗してみんなに支えられ、時には支え生きている。

 

さっき、寝ぼけたままトイレに行こうとして、妻に躓きこけたんだ。おかげで目が覚めました。妻に支えられてんなぁ僕は・・・    まだ、痛いおでこ。

 

それはさておき、朝の会でしているクラス会議。クラス会議に出会って早7年目。毎朝してるので1000回以上はしてるでしょうか。ジムにもこれぐらい行けたらいいのに。このお腹どうにかしたい。

 

1000回もトマトプリッツを食べると飽きますが、クラス会議は飽きなかったです。むしろ、大好きな朝の時間。

 

クラス会議は、輪になって座り、隣の人のありがとうポイントを順番に言う「ありがとう見つけ」と、クラスの誰かの「お悩み相談会」の二部構成になっているのが基本スタイル。詳しくは、森重裕二さんのこちらを参考に。 

1日15分で学級が変わる!  クラス会議パーフェクトガイド

1日15分で学級が変わる!  クラス会議パーフェクトガイド

 

 森重さんは教員を退職したけど、家業をしながらこんな活動もしている。それが、またリスペクトする一つ。

 

子どもたちにライジャケを! – 思いはただ1つ・・・子どもたちの命を守ること。

 

まずは、クラス会議の大事な要素の「ありがとう見つけ」から。

 

単純に隣の人のありがとうポイントを言うだけ。

「一緒に遊んでくれてありがとう。」

「昨日、給食運んでくれてありがとう。」

こんな言葉をうちの子達は言う。

中には「生きていてくれて、ありがとう」「生まれてきてくれてありがとう」なんていう、哲学者も表れる。言われたほうもまんざらでもない。素敵やん。

 

この時間、すごい好き。いや、好きになった。

 

最初は、このありがとう見つけはしていなかった。朝から「ありがとう」ってなんだかなぁって。でも、何のためにするかを考えていく中でなじんでいったんだ。

 

僕らは、人のよくないといころを見つけるのは得意にできている。僕の妻は、僕のよくないところを100個も言える。

 

でも、僕らは同時に、人のいいところだって見つけられる。それには、いいところを見ようとする心構えが必要なんだ。

 

ありがとう見つけは、その心構えそのものなんだと僕は思う。話を戻そう。

 

これ、最初はなかなか言えない。

「パスしてもええよ。少しずつ言えるようになるし。あせんない、あせんない。毎日あるんやから」と僕は言う。

 

だって毎日あるんだから。クラスの最初はそれでよくて、少しずつ成長していく。

 

輪になって座る隣は、毎日ペアが変わる。僕はカードを使っている。これは仲間のアオちゃんの実践をもらいしたもの。

 

アオちゃんの、ブログはとても面白い。毎日書いている。それもすごい。友達なので紹介しておこう。紹介料は彼からいただく。

 

SENSEI×DESIGN-LABO | 未来を担う子どもたちが生き生きとする社会を創る!

 

ペアは、IKEAのカードを一人一枚ずつとって同じカードの子同士がペアになる。便利ーー!しかも、女子は「かわいいこのカード!」と言ってきゃっきゃする 笑

 

 


仲間のひわちゃんは、洗濯ばさみを使ってるみたい。

hiwahiwa3.hatenablog.com

洗濯ばさみでペアを作るってファンキーだ。洗濯ばさみも喜んでいます。

 

大学生の頃、朝起きてベランダに出ると、もの干竿に、洗濯ばさみで魚が吊るされていた。釣りに行った先輩からのお裾分けだった。洗濯ばさみもいろんな活用があるみたいだ。美味しくいただきました。ありがとう、先輩!

 

それはさておき、ペアが毎日変わるから、毎日ありがとうを言う相手が変わる。誰かのありがとうを見つけるのがうまくなっていく。相手の良さを見つけることを毎日やるから、ありがとうが日常に溢れる。はず・・・

 

必ず全員できるようになる。多分・・・まぁ、できなくてもその場にいれば良しとしよう。だいたいでいいのだ。完璧なんてあると思うから、しんどくなる。

 

「どうして君はありがとうを見つけられないんだ-!」って誰も言われたくないし。そんな、ありがとう・・・重い・・・ ジムに行かなきゃ。

 

僕にだって言ってくれる。「いつも変顔してくれてありがとう。」 

一回もしていません。誰と間違っているんだろう。

 

ありがとうって普通に言うことって意外と難しい。「有り難し」素敵な言葉です。「ありがとう見つけ」を通して、僕自身も成長させてもらっているんだ。

 

 「ありがとう見つけ」の後は、子ども達のお悩み相談会をする。それは、次の記事に

 

全ての人生に、自分らしさを!

毎朝、学級みんなで遊ぶ三つの理由

僕が毎朝、学級みんなで遊ぶ三つの理由

毎朝、毎朝、来る日も来る日も遊び続けている。そこには僕の信念がちょっとある。ちょっとだけだけど。そんなお話。

 

 

① 心地よく笑うことを学級の核にしてみたら・・・

 

僕が本気で思っていること。

 

それは学級開きの4月の最初の日からスタートする。勿体ぶって後から遊んだりしない。毎日やりたいんだ。歯を磨くように。小学校の頃は毎朝磨かなかったけど。

 

学級がスタートしたこの時期は緊張感も高いから、笑いは大事。近年は、学級開きの最初は挨拶でもなんでもなく、とりあえあずアイスブレイクで遊ぶ。メッセージは遊びにこめる。

 

【一例】

「今年の担任です。よろしくお願いします」「とりあえず、みんなStand Up」「先生のいう事で動いてみてね。」「Sit Down」「Jump」「Spin」と言いながら、一緒にその動作をする。

 

次に、僕は「Sit Down」と言いながら、立つ。そうすると何人かの子は当然、間違えて立つのだ。いや、僕も言いながらまじで間違える。僕はどんくさい。ちょっとした笑いが起きる。考える暇もなく連発。花火みたいなもんだ。

すると間違えるのが恥ずかしくなく、体も心もほぐれていく。こんな感じで一年のスタート。

 

英語でしたのは理由はない。これぐらいでは「先生、かっこいい」とは言われないのが悲しい。

 

うちのクラスでは、毎朝こんなことをしている。毎朝するのでネタに困っても大丈夫。世の中は優しい。

 

遊びが学びに欠かせないわけ―自立した学び手を育てる

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たった5分でクラスがひとつに!  学級アイスブレイク

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クラス全員がひとつになる学級ゲーム&アクティビティ100 (ナツメ社教育書ブックス)

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② 朝のみんなの波長を合わせてみると

 

朝ってほんと、みんなコンディションが違う。眠たい子、機嫌が悪い子、テンション高い子、いろんな子がいる。

 

「もう学校ですよ。切り換えなさい」もいいけど、僕は一緒に笑って波長を合わせたい。その方が平和的だ。

 

時間があれば外で、思いっきり朝から遊ぶのもめっちゃいい。上に書いたような遊びは先生がガイドするあそび、自由遊びでスタートもとてもいい。

 

でも、なかなか毎朝、その時間は取れなかったりもするから、ささっとできるアイスブレイクで楽しく一日を始める日が多いのだ。学校は忙しい。

 

卒業式の朝でもやってます。感動の前に遊ぼう。

 

「先生、うちらは朝の遊びがあるから、こんなに仲良くなれたんだと思うよ。」

そんなことがもらったお手紙に書いてあったこともあった。こんな嬉しいことはない。

 

③ 遊びは体験的な問題解決の場だって僕は思う

 

ただ、毎朝遊んでいるだけなんやけど、ちょっとだけ意識していることがあります。

 

「もっとみんなが楽しくなるためにどうしたらいい?」

 

アイスブレイク中に聞くこともあるし、アイスブレイク後に聞くこともあるし、聞かないこともある。

 

楽しむためにアイスブレイクをしているということを子どもが理解してくると、うまく参加できない子に声をかけたり、男女関係なくしようとしたりする子が少しずつ増えてくる。

 

これも毎朝しているから、子どもはチャレンジすることができる。どのようにチャレンジするかはその子が決める。調子が乗らない日はそれでいい。

 

育つのは子ども。

 

いつも決まった子とだけ関わっていた子が、今日は違う子とやるぞって思うのは、その子のチャレンジ。これがたまにしかアイスブレイクをしてなかったら、チャレンジの場が少ない。人はチャレンジする時に一番成長するらしい。立教大学中原淳さんがこんな記事を書いている。

news.yahoo.co.jp

チャレンジしている子にそっと、「やってみてどうだった?」って尋ねる。みんなの前ではあんまり取り上げない。だって、きっと答えはそのこの中にあるから。

 

でも、みんなに「今日、みんなが楽しめるために工夫してた人いてた?」って聞くと、チャレンジした子のいろんな名前が挙がったりする。子どもはよーーーく、みてるんだよ。大人よりずっと。

 

僕がみんなに伝えたいことは、子どもから言うことなんだよなぁ

 

大人が見えていないことばかり。だから子どもに教えてもらった方がいい。いっぱい教えてくれる。その情報をたよりに子どもの世界を理解しようといつも思う。

 

一時期、それで青春小説ばかり読むようになったら、妻に、「あんた、もっかい学生やり直せると思ってんの?」と突っ込まれました。

 

おかげで、それから若返りました。いいことづくめです。

 

朝の数分やり続けるだけで、子ども達は笑顔でスタートできる。やっているうちに、どんどんアレンジできるようにもなる。僕も毎朝チャレンジする場があるのだ。Try&Errorは大人から

 

毎日、場があることってすごい大事。失敗してもうまくいかなくても次の日、それを生かせばいい。問題解決学習そのものなんだ。たまにしかないと、うまくいかない時に、あーーあって感じになってしまう。

 

 

 遊ぶってええなぁ

 

毎日遊んでみると・・・ きっかけ編

遊ぶことの大切さは、教え子に教えてもらった。

 

「先生さ、今もやってるの?毎朝、みんなで遊ぶやつ。」

 

「うーーん、最近はやらないんだよね。」

 

「絶対、やったほうがいいよ。あれで、オレら仲良くなったんだから。」

 

卒業生と久しぶりに会ったときに言われたことだ。はっとした。そうだった。遊ぶことすごく大事にしてたんだった。ありがとう。その前に、「先生、太った?」と言われたことは、ゆるそうと思う。

 

子ども達は遊ぶのが好きだ。大人と違ってお酒を飲んだりそんな不健康な遊びは必要ない。

 

休み時間は大人気だ。チャイムが鳴ると、悲しそう。大人だってそう。休憩時間ってワクワクする。

 

「子どもに惚れなさい。子どもに惚れられる教師になりなさい」

 

これは横浜が生んだ実践家・島本恭介先生に言われた言葉だ。

 

子どもに惚れる―今、教師の感性を問う

子どもに惚れる―今、教師の感性を問う

 

 

こんな素敵な先生の言葉を大事にしてきた。

 

おそらくこの言葉を勘違いした僕は、ひたすら子どもと毎日遊び続けて7年が経ちました。子どもに惚れる=子どもと遊ぶと解釈しちゃったわけです。

 

あっ、またあのクラス遊んでる・・・

いやいや。遊んでるように学んでるんです、、、なんて言ってみても、どこからどうみても遊んでるわけなんですが・・・

 

「楽しいからやる。」

 

子どもみたいな理由だけど、大事にしたいって思う。

 

楽しいからもっとやりたくなる。

 

もっとやりたくなるから、友達とやりたくなる。

 

友達と楽しむから、人に話したくなる。

 

楽しむ先にあるのは、人を思いやったりすることなのかもしれない。

 

朝の遊びに込めた思い。

 

ただ、楽しい時間を共有したいのだ。そこを、学級の核にしたいと願っている。

 

次は、なぜ朝遊びをし続けるのか、その理由について考えてみたいと思います。