クラスをチームに
チームが成長するには混乱期でもがき、乗り越える経験が必要みたいです。
毎日、家を出るときに鍵がなくて混乱します。これ、小さい頃からです。全く乗り越えることができません。
気づけば反対方向の電車に乗ってしまいよく混乱します。乗り越えられません。
はい、さておき。ジャイアントキリングって漫画大好きです。黒田が好きです。それを題材にしたチームづくりの本がサイコーでした。
チームづくりのタックマンモデルを分かりやすく説明しています。
これ、
今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則――『ジャイアントキリング』の流儀
- 作者: 仲山進也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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チーム立ち上げの形成期から、だんだん慣れてきて個人が自分を出し始めぶつかる混乱期、それを乗り越えてチームが機能し始める統一期、最大のパフォーマンスを出す機能期
ほとんどのチームが形成期で終わるみたいです。互いの空気を読み心地よく過ごすからです。
これすごくよく分かります。波風立てるのは怖いから。おーさよならcolor!
混乱期に入るには嵐を起こすストーマーが必要。もしくは嵐のような出来事
対立させないように、うまく手立てをうってグループやみんなの活動をしてきました。
これを過ぎて、うちは先週、混乱期に入りました。嵐はこうやってうまれました。
体育のサッカーの時間です。
じゃあ、とりあえずみんなが楽しめるようにチームを決めて、試合しよう。よろしくね。
最初は楽しんでいましたが、暑さもあってイライラしてきます。言葉もきつくなり、うまくいかなかった。
その日の振り返りが、ほんとすてきな人達だなと感じました。
自分のイライラした気持ちに向かいつつ、どうしたら乗り越えられるかをほぼ全員が書いています。振り返りジャーナルの積み重ねです。
そして、むかえた昨日
朝の時間に、タックマンモデルの話や、乗り越えるためには、ポジティブな言葉がけと、相手の良さを見つける大切さを伝えました。
これはうちのクラスには必要です。今のモヤモヤは成長に必要なんだと気づくから、モヤモヤと向き合えるからです。
いつものようにボールを渡しスタートしました。
ドンマイドンマイ
ナイス
ごめんごめん
そんな言葉をかけながら、進めています。勝負事を受け入れるのが難しい子も負けていても一生懸命しています。
終わった時の満足そうな顔
この日の振り返りからは、なんとも幸せな感じが出ていました。
これから先も、しんどいこともあるでしょう。でも、この子達となら乗り越えられます。
荒削りだけど、前を向くピュアな子どもたちにものすごく可能性を感じています。
一人働き方改革
自分のコンディションを整える
いつもは流せることも今日は許せなくみえたりすることってあります。
いつもは娘にあっち行ってと言われても気になりませんが、悲しくなる日もあります。
僕ら先生も同じ。しっかりと子どもたちに対して、受け止める心と体のバランスが大事です。
そのために気をつけていることがあまりに無いので、考えてみます。
睡眠
バランスのいい食事
運動
、、、、なんだこれは、、、、お医者さんみたいだ。
睡眠はしています。が、あとは、、、、
早く家に帰るというのがスタートです。
管理職が、、、とか言う前に、時間の管理は自分でやった方がいい。
言うは易しで、、、ついついおしゃべりをしてしまう。
一人働き方改革をやらないとなぁって思っています。
まずは、喋らない!そこから始めてみます。
校内研修はお絵描きから
お絵描きがうまくなりたいなぁ。
小さいときから思い続けてきたことです。アンパンマンを描いても娘に認識されないことが多いので、猛練習したらうまくなりました。ドキンちゃんは描けません。
その昔、小学校の写生大会で、隣の子の絵をほぼほぼ真似して描いたら、入選したのは私です・・・ごめん。今度、その子に謝りlineを送ります。今でも仲良しです。
その昔、「すすきの穂 弟くすぐる 鬼ごっこ」という句で全校の前で読んだんですが、姉がやっていた宿題から写してしまいました。ごめんなさい。
人は誰しもこういうことが多かれ、少なかれある・・・はず
さてさて、金曜日は校内研修日でした。前回の記事はこちら前回は学年の目標をつくりました。今回は、それを木の絵にしていくことをやりました。言葉を次は絵で表現していく。各学年の木が集まれば、それがうちの学校の目標になります。難しいことをいうと、教育課程そのものになります。つまり、うちの学校ではこんな教育をしていきますっていうものです。
絵にすることで、言葉では表現できないことを表現できますし、創造的な活動だから癒されます。
この日の流れは60分でこんな感じです。
①チェックイン
②頭ほぐしタイム
③木を描こうワーク
④講師の先生から
頭ほぐしタイムでは、副校長先生が、アロマオイルを各テーブルに配りながら、リラックスできるときはどんな香り?とお題を出してくれて少し近くの人とお喋りしました。
疲れているこの時期を考えてのワークでした。いい人です。お菓子くれます。
木を描こうワークは、えんたくんを使って、子どもが楽しい時間はいつ?とか、もし自分が子どもならどんな教室にいたい?とか、一人一人の想ったことを書いたのをもとに、ビジョンを木にしていくワークです。
うちは一人出張でいなく、男2人
「どんな木にする?」
「普通じゃないのがいいですね」
「いいね、じゃあ盆栽にしよう」
そうやって先輩は盆栽を書き続け、僕は謎の絵を付け足しました。こうやって作業しながら時間を共にすることが大事だと思っています。
今回のゲストスピーカーはずっといらっしゃっている横浜国立大学の金馬国晴先生でした。
金馬先生からは人が楽しいって感じるのはどんな時かという話がありました。
チクセントミハイのフロー体験の要素の話です。
①自分に合う難しさ
②自分がコントロールできる感
③直接のフィードバックあり
④外からの邪魔が入らない
こういう没頭できる学びがあるっていうことがいいですね。僕らは子供を没頭させるのではなく、没頭しやすい空間や環境を整えることが仕事だと思っています。
今回つくった木は理想の木です。いくら願っても叶うことはありません。いつのまにか理想の木になっていくように、具体的な実践をしていく必要があります。
新しいことにチャレンジしないといけない時もあるでしょう。でも、それだけじゃなくて今いるメンバーでできることを考えていくこと。それが兎にも角にもスタートだと思っています。
次は6月5日です。一人一人が実践をもちよりながら、お互いの強みを知り、どんな実践をしていくかを対話していきます。そして、それを虹や風をモチーフに整理していこうとちょっと考えています。
今回、もう一つチャレンジしたことがあります。それはいろんな人が研修日にみんなの前に立つことです。
今回は研究主任としてみんなの前に立たないというのを目標にしていました。
それはいろんな人の強みがでればいいなって思うからです。もっというと、研究部の人以外の先生がワークしていくような仲間になれればいいなって思います。今回の絵にするワークも、研究部の先生からのアイデアです。それを、面白がって形にしていけたらいいなって思います。
そんなうちの校内研究です。
プロジェクトアドベンチャー②
藤樫亮二さんとのプロジェクトアドベンチャー後編
子どもの振り返りをゆっくり読みました。
一番たくさんあった言葉は協力でした。フラフープくぐりでの試行錯誤が心に残ったみたいです。
イライラしたり、もやもやしたりしたけど、それも大事だと感じたっていう感想もありました。
一つ一つ、自分の感情と向き合ってほしい。それが振り返りだと思います。
だからって全てがうまく回るはずもなく、泣いたり笑ったりの毎日です。そんな日々の先にきっと成長があるなって思います。
チームビルディングにタックマンモデルというモデルがあります。
チームは形成期→混乱期→統一期→機能期っていう風に成長していくって考え方です。
ほとんどのチームが形成期で終わるとも言われています。
うちは、今、一人一人の価値観がぶつかる混乱期に入ってきたなって思います。
ドキドキ自分だってします。でも、そこを乗り越えていこうって思うし、乗り越えられるって思います。
小さな成功体験を積んで来ました。いよいよ次のステージかな。
そんなことを考えられたのも、りょうちゃんのワークをしている子どもたちを観察できたからです。
プロジェクトアドベンチャー
プロジェクトアドベンチャー、、、
響きがいいです。
プロジェクトアドベンチャーとは、プロジェクトアドベンチャージャパンのHPによると
PAとは | Project Adventure Japan
人の器を大きくすることを目指し人の成長を目指すプログラムです。
仲間と協力したり、自分でチャレンジしたり、心のアドベンチャー。
先日、うちの学年に、プロジェクトアドベンチャーのファシリテーターである藤樫亮二さんに来ていただきました。
藤樫亮二 | Project Adventure Japan
僕は何年か前にりょうちゃんのワークショップに参加して、なんて穏やかなファシリテーターなんだって、すごく魂が揺さぶられました。
そして、いよいよ自分の学校、クラスに来ていただきました。
今回は、僕が感じたりょうちゃんのことを書きます。
まず、打ち合わせで、一クラスずつ大事にしていることは何ですか?って質問からスタートでした。
先生の思いからプログラムをつくっていただきました。もちろん全クラス違います。
うちは、とにかく笑顔で楽しく協力を大事にしたいなって伝えました。
当日のプログラムはこちら
①輪っかを回すのをしながら、フルバリューコントラクトっていう活動の約束を伝えるとこから
②幸せリバー、、、
どんどんペアを変えながら幸せのフープを通るっていうのでした。
③フープくぐり ver2
3チームに一つずつフラフープを渡し、全員がフープをくぐるタイムを相談しながら、短くするというものでした。
④振り返り
フープくぐりのアクティビティでは、試行錯誤の中で、笑顔になったり、すねたり、やる気なくなったり、いろんな感情や態度が子どもに生まれます。
りょうちゃんは、そういったことを感じながらも介入はほとんどしません。微笑みながら、場にいるというか、、、ついつい教師は介入しがち。
すると面白いことが起きました。すねてた子が、次はイノベーションを起こしています。子どもたちの力です。
それをほんとに、りょうちゃんは信じてるんだなぁって思いました。
振り返りも、他者と比べるのではなく、自分と向き合うように優しく声をかけてくれていました。
りょうちゃんは終始安定しています。心地いいし、人として魅力を、感じます。
生き方や出会った人たちもきっと柔らかいんだろうなって思いました。
こういう活動ってアクティビティに注目されるけど、そうじゃなくて佇まいや、流れる信念や哲学が子どもに伝わる。
僕自身、教師としての立ち振る舞い方を振り返る時間になりました。
明日は子どもの感想を元に振り返ってみます。
心のアドベンチャー師、りょうちゃんありがとうございました!