坊主先生は嘘つかない

子どもも教師も夢中になる学級経営や、校内研修の解説書です。僕の全てを伝えます。誰でもできます。

サークル道徳

輪になって、答えのないことを、みんなで語り合ったり、伝え合ったりしたい

 

僕が大切にしていることです。

 

みなさんGW明けはどうでしたか?うちは朝から鬼ごっこしたり、輪になってお喋りを楽しんだりしました。

 

さてさて、その昔、V6の「輪になって踊ろう」が大ヒットしました。つまり、日本が輪になることを推奨しているのと同じです。だから、今日もうちのクラスでは輪になります。V6ありがとう。ちなみに森田君派です。

 

うちの妻は岡田君が格好いいといいますが、旦那は僕です。つまり、僕は岡田君よりの見た目なのかなぁ。岡田君の画像と自分の顔を比べてみましたが、あまりに程遠く、心が折れました。

 

なんだっけ・・・

 

そうそう、今日も輪になるんだすよ。あっ噛んだ。なるんですよ。

 

もとい、うちのクラスでは朝の会だけじゃなくて、授業でも輪になってやることがあります。

 

例えば、道徳の授業とか・・・

 

知ってましたか?道徳は国語や算数と同じ教科になったんです。とはいえ、やることは変わりません。

 

道徳の授業では自分で考えたり、友だちと考えたり、話し合ったりしてほしいなって思ってます。例えば、こんな感じです。

 

読み聞かせ風に、先生の周りに集まります。そんで、道徳の教科書の読み聞かせをします。


その後に、ペアでどんな話だったかを確認します。

 

テーマが「友達」だったら、友達をホワイトボードの真ん中に書いて、友達のイメージを広げていきます。こんな感じ。さらに、友達にかかわる問いをつくります。

 

こんなん出ました。

 

「友達ってどうやってできるの?」
「友達って何だろう?」
「友達って本当に必要?」
「友達っていつからできたんだろう?」
「友達とどうやって仲良くなるの?」

 

こんな答えのない問いを出し合います。それから、輪になって話したいテーマからみんなで順番で話し始めます。もちろんパスOKです。

 

一人一人違う意見があること、答えが無いことを感じてほしいからです。

 

こういったやり方に慣れてくると、次は人の意見に対して、「どうしてそう思うの?」とか、「なんかエピソードってあるの?」とか。子ども達同士で質問し合いながら進めるようになります。僕は、小さなホワイトボードにみんなの意見を書いていくだけです。

 

そんな感じで終わります。

 

これ、NHKの討論番組を見て思いつきました。+、この哲学カード。これ、子ども達結構好きだから、授業に使いたいなぁって思っていました。 

てつがくおしゃべりカード (哲学カード)

てつがくおしゃべりカード (哲学カード)

 

別に輪にならなくても、この授業できるんのでは?たしかに・・・

 

でも、V6の歌が流行ったように、輪になるの好きなんです。

 

みんなが円くなって座ると、みんな真ん中の方を見ていて、教室が平等になるんです。これが、黒板をみんな見ていると、人の後頭部しか見えないし、先生は前に立って教える人になってしまう。そういう授業ももちろんあるけど、答えがない問いの場合は、先生も一緒に輪に入りたいなぁって思います。

 

大好きな鷲田清一さんがこんなことを言っていました。

「だれが生徒か先生かわからないような空間はきっと楽しいだろうとおもう。」 おとなの背中  

おとなの背中 (単行本)

おとなの背中 (単行本)

 

 そんな先生でありたいなって思っています。