クラス会議で僕らは育った 〜ありがとうみつけ編〜
一人一人が誰かを支えたり、支えられたりして生きていることを実感してほしい。
僕が子ども達に本気で思っていることです。格好よく言ったけど、中年真っ最中の僕も、いっぱい失敗してみんなに支えられ、時には支え生きている。
さっき、寝ぼけたままトイレに行こうとして、妻に躓きこけたんだ。おかげで目が覚めました。妻に支えられてんなぁ僕は・・・ まだ、痛いおでこ。
それはさておき、朝の会でしているクラス会議。クラス会議に出会って早7年目。毎朝してるので1000回以上はしてるでしょうか。ジムにもこれぐらい行けたらいいのに。このお腹どうにかしたい。
1000回もトマトプリッツを食べると飽きますが、クラス会議は飽きなかったです。むしろ、大好きな朝の時間。
クラス会議は、輪になって座り、隣の人のありがとうポイントを順番に言う「ありがとう見つけ」と、クラスの誰かの「お悩み相談会」の二部構成になっているのが基本スタイル。詳しくは、森重裕二さんのこちらを参考に。
森重さんは教員を退職したけど、家業をしながらこんな活動もしている。それが、またリスペクトする一つ。
子どもたちにライジャケを! – 思いはただ1つ・・・子どもたちの命を守ること。
まずは、クラス会議の大事な要素の「ありがとう見つけ」から。
単純に隣の人のありがとうポイントを言うだけ。
「一緒に遊んでくれてありがとう。」
「昨日、給食運んでくれてありがとう。」
こんな言葉をうちの子達は言う。
中には「生きていてくれて、ありがとう」「生まれてきてくれてありがとう」なんていう、哲学者も表れる。言われたほうもまんざらでもない。素敵やん。
この時間、すごい好き。いや、好きになった。
最初は、このありがとう見つけはしていなかった。朝から「ありがとう」ってなんだかなぁって。でも、何のためにするかを考えていく中でなじんでいったんだ。
僕らは、人のよくないといころを見つけるのは得意にできている。僕の妻は、僕のよくないところを100個も言える。
でも、僕らは同時に、人のいいところだって見つけられる。それには、いいところを見ようとする心構えが必要なんだ。
ありがとう見つけは、その心構えそのものなんだと僕は思う。話を戻そう。
これ、最初はなかなか言えない。
「パスしてもええよ。少しずつ言えるようになるし。あせんない、あせんない。毎日あるんやから」と僕は言う。
だって毎日あるんだから。クラスの最初はそれでよくて、少しずつ成長していく。
輪になって座る隣は、毎日ペアが変わる。僕はカードを使っている。これは仲間のアオちゃんの実践をもらいしたもの。
アオちゃんの、ブログはとても面白い。毎日書いている。それもすごい。友達なので紹介しておこう。紹介料は彼からいただく。
SENSEI×DESIGN-LABO | 未来を担う子どもたちが生き生きとする社会を創る!
ペアは、IKEAのカードを一人一枚ずつとって同じカードの子同士がペアになる。便利ーー!しかも、女子は「かわいいこのカード!」と言ってきゃっきゃする 笑
仲間のひわちゃんは、洗濯ばさみを使ってるみたい。
洗濯ばさみでペアを作るってファンキーだ。洗濯ばさみも喜んでいます。
大学生の頃、朝起きてベランダに出ると、もの干竿に、洗濯ばさみで魚が吊るされていた。釣りに行った先輩からのお裾分けだった。洗濯ばさみもいろんな活用があるみたいだ。美味しくいただきました。ありがとう、先輩!
それはさておき、ペアが毎日変わるから、毎日ありがとうを言う相手が変わる。誰かのありがとうを見つけるのがうまくなっていく。相手の良さを見つけることを毎日やるから、ありがとうが日常に溢れる。はず・・・
必ず全員できるようになる。多分・・・まぁ、できなくてもその場にいれば良しとしよう。だいたいでいいのだ。完璧なんてあると思うから、しんどくなる。
「どうして君はありがとうを見つけられないんだ-!」って誰も言われたくないし。そんな、ありがとう・・・重い・・・ ジムに行かなきゃ。
僕にだって言ってくれる。「いつも変顔してくれてありがとう。」
一回もしていません。誰と間違っているんだろう。
ありがとうって普通に言うことって意外と難しい。「有り難し」素敵な言葉です。「ありがとう見つけ」を通して、僕自身も成長させてもらっているんだ。
「ありがとう見つけ」の後は、子ども達のお悩み相談会をする。それは、次の記事に
全ての人生に、自分らしさを!