クラス会議で僕らは育った 〜お悩み相談〜
一人一人が誰かを支えたり、支えられたりして生きていることを実感してほしい。
僕が本気で子ども達、いや社会に対して思っていること。
クラス会議の後半部分。「お悩み相談」の時間について今日は書いてみようと思う。
「お悩み相談」とは、例えば、「朝起きられないんだけど、どうしたらいいですか?」と一人の子が相談すると、みんなが順番に、解決策を出してくれるというもの。もちろん、パスOK
「お母さんに水をかけてもらったら」というおふざけから、「携帯のアラームをめっちゃ遠くに置く」という建設的な意見とかいろいろでる。
大事なのはおふざけOK!!おふざけから生まれるものもあるはず。いや、単純に面白い。
このおふざけすごーーーく大事です。ここで、「ふざけちゃだめだー!真面目に考えなさい!」なんて毎朝言っちゃうと、リラックスできなくなる。毎朝、真面目を求められても・・・ちょっと苦しい。
やっているうちに、だんだん真剣になってくるはず・・・
そして、最後に提案者が、解決策を選んで終了。
これ、解決するのが目標ではない。みんなで、一緒に人のことに思いを馳せること。そんなことが大事なんやと僕は思う。これって生き方に繋ると感じている。
「パスできるからほっとする。」
「仲良くなっていく感じがするよ。」
「みんなが自分のことを考えてくれてうれしい。」
「大切な時間かなぁ。仲良くなるから」
クラス会議は僕たちにとって大切な時間だ。やる時間が無いときに、「えーーー」っていう嬉しい悲鳴も上がったりもする。
今年はこんな感じでやっているけど、ただ輪になって毎朝ゲームだけしていた一年間もあるし、順番にテーマを決めてお喋りしていた一年間もある。いろいろ、クラスに合わせてカスタムしていくといい。
こうじゃなきゃいけないってことは、ない。
まずは、輪になって座るところからでいいかもしれない。
それぐらい、柔軟に考えて初めてみるのがオススメだ。
クラス会議についてはこの本を一番大切にしてきた。今も売ってるのかなぁ・・・
クラス会議で子どもが変わる―アドラー心理学でポジティブ学級づくり
- 作者: ジェーンネルセン,H.ステファングレン,リンロット,諸富祥彦,Jane Nelsen,H.Stephen Glenn,Lynn Lott,会沢信彦
- 出版社/メーカー: コスモスライブラリー
- 発売日: 2000/10/01
- メディア: 単行本
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クラス会議後に、簡単なゲームをしてから一日をスタート。この簡単なゲーム(アイスブレイク)も僕たちにとって、すごい楽しみな時間。
アイスブレイクについてはまた今度。