オリジナルを、ひらめく@静岡
昔、校長先生の職員証をババにしてババ抜きをしたのは私です。
その校長先生に誘われて、早稲田大学であった課題解決セミナーに行ったのはもう、思い出せないぐらい前です。
その時に、授業記録や映像でクラスのことを話してくれたのが、奈良女子大学附属小学校の先生だった木村光男先生でした。
物静かながら、魂があり思わず涙したのを覚えています。
何に感動したかというと、子どもの懸命な姿が描写されていたからです。
木村先生は、何もないところから学級をスタートさせていました。一年生なのに、、、
もちろん、わちゃわちゃします。喧嘩もします。ぐちゃぐちゃになります。
周りは学級崩壊と思うほどだったようです。それでも木村先生は、待ちます。
そのうち、なんとかしようと子どもたちが立ち上がります。何が課題なのかを考え始めます。木村先生は、子どもと対話しながら、一つずつ課題解決をしていきます。
子どもを動かすとか、コントロールするとかそういった発想のない方です。
子どもたちはどんどん主体的に学び始めます。
その姿を笑顔で見る先生
素晴らしい学びの集団でした。
それを見てから木村先生とは、ずっと繋がっています。学習サークルにゲストに来ていただいたり、学校に来ていただいたりしています。
今日は木村先生に会いに静岡に行ってきました。美味しい手料理をいただきながら、語り合いました。
この人は嘘がない人だなって改めて思いました。
自分が何を大事にしているかが対話から見えてきました。僕の大事にしているのは、受容と貢献です。それを問題解決しながら協同的に体験していくことです。
僕がしているクラス会議は、そのものです。
日常の問題を共有してアイデアを出し合う。その先には、クラス会議がなくても支え合う関係を描いています。
今日話して思ったのは、僕が自分が思う以上に子どもを、信頼できていないということ。例えば、読書教育にしても、まず楽しいって気持ちを耕してから、進めようとか石橋を叩いて渡らせがちです。
しかし、とりあえずさせてみて、うまくいかない、うまくいった経験をみんなで語りながら、うまくいかない原因を探り解決していく。
環境を整えすぎちゃうのは、僕が子どもを信じきっていないからかもしれません。
弱さでもあります。
二週間後に第一回の公開授業研があります。
読書家の時間をします。ずっと、やってきた実践だから、環境を整えると一人でぐっと没頭して読み始めます。
だから何?
うちのクラスで大事にしているのは、受容と貢献です。その姿を45分で表現しようと思います。
誰かの問題をみんなで考える姿
共感される姿
それをもとに、本が好きになる楽しくなるって目標をみんなで目指したい。それが国語の本質だと思います。そして、いつの日か、みんなで一つの本をワクワクして読みたいな。
海外のワークショップをコピーだけしてても仕方ない。それに僕の信念を載せなきゃ。
ミニレッスンは子どもの悩みからスタートです。うん、これならワクワクする!