坊主先生は嘘つかない

子どもも教師も夢中になる学級経営や、校内研修の解説書です。僕の全てを伝えます。誰でもできます。

読書家の時間6 〜公開授業〜

秘密大公開!!

 

こういう言葉が週刊誌に載ると買ってしまうのはなぜでしょうか・・・

妻の秘密ってなんだろう。朝から聞いてみます。いや、怖いからやめましょう。昨夜も野郎会から深夜に帰宅しているので、今日は主父になります。私は主夫です。

 

昨日は公開授業研究会でした。あっうちの学校は研究校だったのか・・・

 

研究についてはこちらの記事

 

bozusen.hatenadiary.jp

 みんなで作ったビジョンをもとに、どんな授業をしていこうかっていう問題を解決していくのがうちのスタイルです。

 

そして、私が最初の授業者でした。

 

読書家の時間の6時間目

 

今日は、「どうしたら本を選べるのか」をみんなで話すところから始めました。パラパラめくってみなよーのアドバイスで彼はパラパラめくって選んでいました。

 

読書家の時間のような個がベースの学習であると、子どもが読めるようになってきたとか、成長の実感は人それぞれで、タイミングもそれぞれ。

これって本来の人間の成長の当たり前なんですよね。

 

これをみんな一律にめあてをもたせて、プログラムがあり達成していくのは、問題解決的な学びではありますが、問題解決学習ではない。

 

このあたりの議論ってすごくされてきていて、問題解決的がいいのか問題解決がいいのかと比較されますが、両方大事でしょう。

 

こうやったらもっと賢く読めるという読む技は紹介するけど、使うか使わないかは人それぞれです。大切なのは自己選択できて、自分のペースで進められることでしょう。

 

読書家や作家を初めて知った時の違和感って結局は、一時間のめあて学習が染み付いていたからでした。長く続けてきて、びっくりするほど書く力も読む力もつくのはよく実感しています。

 

In the Middle: A Lifetime of Learning About Writing, Reading, and Adolescents

In the Middle: A Lifetime of Learning About Writing, Reading, and Adolescents

 

 

こちらもオススメです。ナンシーアドウェルさんの翻訳はこの夏、出版されます。英語でも結構読みやすい本でした。

 

とはいえ、今、僕が大事にしているのは、「受容」と「貢献」の部分。ケアの根幹の部分です。

 

今日でいうなら、「本をどうやって選んでいるの?」っていう彼の悩みに、もっと深くかかわろうっていうことです。

 

尊敬する木村先生はやっぱり本質をよく理解してくれていて、「もっと深く対話できるようにしたらどうか?クラス会議のように順番で話すのではなく・・・」

 

確かにそう。いつまでも、順番に話していても仕方ない部分がある。

 

例えば、クラス会議のように一人ずつ話した上で、いくつかのアイデアについて、もう少し議論してみて、実際に選書をしてみるとか、彼のための本を選ぶのを課題にするとか、そういうことだってできそうです。

 

一人ずつ話す意味は、やっぱりすごくあって、平等なんですよね。

 

研究会でもいろんな意見が出ました。

 

メンバーが新しくなった同僚と最初の研究会を体験できたのがまず一番よかったことです。ここから、よりよくしていくにはどうしたらいいかを、ともに考えていく必要があります。

 

ただ、やっぱり感じたのは、その学び方がいいとか、この授業がどうとか、子供同士のつながりがどうとかって、子どもが決めることなんですよね。

 

どうして研究会を大人だけでやるのか。クラスや授業を題材にこども達に議論してもらったら面白くなる気がします。

 

研究主任として自分ができることについても、考えさせられましたが、肩肘張らず日常のうちの学校を公開したかなと思います。

 

互いを認め合う。やってみようの心を大事にしていきます。